鍛圧機械、2018年3月受注は前年同月比10.8%減の387.4億円、17年度は7.3%増の3,539億円

 日本鍛圧機械工業会が4月9日に発表した2018年3月の受注総合計は前年同月比10.8%減の387億4,000万円となった。板金系が好調を維持しており、8カ月連続で前年を上回った。プレス系は大型・超大型の輸出向けの低調が響き、前月に続き前年を下回るも、小型・中型は堅調に推移している。2017年度の累計は前年度比7.3%増の3,539億円となった。

 機種別によると、プレス系機械は前年同月比35.3%減の167億8,000万円。中型プレスは3.0%増、小型プレスも20.9%増だが、超大型が19.2%減、大型も極めて低調だった。油圧プレスは18.3%減、フォーミング62.5%減だが、自動化・安全装置は2.6倍増。板金系機械は前年同月比38.3%増の132.6億円。パンチング75.4%増、プレスブレーキ43.5%増、レーザ・プラズマも3.2%増。

 内外別によると、国内は前年同月比21.9%増の219億2,000万円。金属製品製造業は29.7%増、一般機械が24.9%増、電機85.8%増、鉄鋼・非鉄金属も67.5%増だが、自動車は10.8%減となった。

 輸出は前年同月比53.7%減の81億2,000万円。中国向け21.3%増、欧州向け77.3%増、韓国・台湾向け55.4%増、インド向け90.7%増だが、北米向け47.2%減、ロシア向けは95.5%減となった。

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