㈱荏原製作所は4月10日、ホーチミン(ベトナム)のポンプ機場向けに大型の水中モータポンプを出荷したと発表した。一般的な水中モータポンプは口径500mm以下が多いところ、今回出荷した水中モータポンプは口径が1,000mmと最大級の大きさ。
近年、発展が著しいベトナムでは、人口増加や都市化に伴う洪水対策などに対応するため、ポンプ場は従来を大幅に超える処理水量が求められている。今回出荷した大口径ポンプにより、ポンプ場の総排水量は約3倍になり、下水道網から幹線に集まった下水を大水量で送水することができる。さらに、ポンプを改良し軽量・コンパクト化したことにより、ポンプ機場既存施設の限られたスペースへの設置を可能にした。
荏原は、豊富な実績と信頼を背景に、今後も世界各地の水インフラ整備に貢献していく。
型式 :DSC型
流量×全揚程×モータ出力:吐出口径1,000mm:142.7㎥ / min X 14m X 460 kW
納品先:ベトナム ホーチミン市
出荷日:2018年3月