■サブサハラ向け2年以上延払輸出案件の引受第1号
日本貿易保険(NEXI)は4月9日、コートジボワール共和国の採掘請負会社であるHippocampus Mining Services S.A.R.L(HMS)がコマツから同社製の鉱山機械を2年以上の延払で購入する案件に対して、貿易一般保険包括保険の引受を決定したと発表した。NEXIがサブサハラ向け2年以上延払輸出案件の引受を行うのは今回が初となる。
また、コマツが鉱山機械を販売する先のHMSは、ケイマン諸島(英)登記かつカナダで上場している金鉱山開発企業Endeavour Mining Corporation (Endeavour)の子会社。延払決済は輸出者によるファイナンスアレンジといえ、海外の輸入者にとっては重要な資金調達方法であるところ、我が国の輸出者がこのような延払による輸出を積極的に行えるように支援するため、NEXIは2017年4月1日に2年以上の延払案件の貿易一般保険の引受を再開することを公表した。本件は、引受再開を公表して以降3件目の引受となる長期延払案件。
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