オフ・ハイウェイ・リサーチ、2017年の世界建機販売は28%増の89万4,000台、18年は6%増と予測

 英国の調査会社、Off-Highway Research(オフ・ハイウェイ・リサーチ)の4月3日発表によると、2017の世界の建設機械販売は28%増の89万4,000台に達した。(866字)

   これは2012年以来最高の市場であり、世界の建設機械販売台数が70万2,000台に達した2015年と2016年の顕著な転換期だった。2018年については、さらに6%伸び、北米、インド、中国で最も顕著な成長が見込まれ、日本や欧州市場は落ち込み、販売は落ち込む見通しとしている。

 2017年の市場規模は880億米ドルで、2016年の706億米ドルから25%増となった。中国の建設機械販売が82%増加し世界的な成長の主要因だった。これにより、2014年以来初めて20万台以上に需要が回復し、米国を上回る世界最大の建設機械市場として中国が再編された。

 新たに発見された中国の浮力は、2016年末に政府が立ち上げた「One Belt One Road」(一帯一路)インフラストラクチャープロジェクトに関連している。これは、建設機械の販売、特に大型土工機械の全面的な上昇を引き起こした。

 アジアは堅調な成長が続くなか、インドは2016年の36%急増から続き17年の販売も17%増加した。これにより市場規模は新しい記録レベルに達した。一方、日本では、クローラー式油圧ショベルセグメントの急激な増加により、14%増加した。

 西ヨーロッパでの販売は前年比13%増の16万562台となり、世界的な金融危機以来最高の需要を達成した。重要なことに、この地域のすべての各国は昨年、需要が増加した。ハイライトはスウェーデンとノルウェーが新記録を達成したのに対し、ドイツでの建設機械販売は1990年代初めの統一ブーム以来最高だった。2016年11月の米国大統領選挙までの1年間の不安の後、北米建設機械市場は昨年の成長に戻った。販売は、経済成長の加速により、11%増の17万3,188台となった。

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