日本貿易保険(NEXI)、ブラジルSepia鉱区向けFPSOプロジェクトの保険引受

 日本貿易保険(NEXI)は3月30日、三井海洋開発(MODEC)が三井物産、㈱商船三井、丸紅及び三井造船とともにオランダに設立するFPSO1保有会社Sepia MV30 B.V. (MV30)を通じて、ブラジル国営石油会社Petróleo Brasileiro S.A.(Petrobras)向けにFPSO1隻を長期傭船するプロジェクトにかかる融資に対して、保険の引受を決定したと発表した。

 プロジェクトは、MODECがSepia鉱区(リオデジャネイロ沖合南東約250km、海底下約5,000mのプレソルト層)向けにFPSO(生産能力:原油18万バーレル/日、ガス212百万立方フィート/日、貯蔵能力約140万バーレル)を建造し、MV30が21年間にわたり、Petrobrasに対して傭船サービス(リース及び運転・保守点検等のオペレーション)の提供を行うもの。

 NEXIは、MV30がプロジェクトファイナンスにより調達する約988百万ドルのうち、アイエヌジーバンク 東京支店、三井住友銀行、みずほ銀行、オーバーシー・チャイニーズ銀行 東京支店、ソシエテジェネラル銀行 東京支店及び三菱東京UFJ銀行による融資の一部(総額約247百万ドル)に対して、保険を適用する。なお、このプロジェクトには国際協力銀行(JBIC)も融資を決定している。

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