メッツォ、市場需要を満たすためインドで生産能力を35%増強

 フィンラドのMetso Corporation(以下メッツォ、本社:ヘルシンキ)は3月28日、aggregates equipment(集合装置)の市場需要を満たすため、インドで生産能力を増強すると発表した。メッツォは、Alwar(アルワル)で生産能力を拡大することにより、インド市場でのcrushing(粉砕)とscreening(スクリーニング)プラントに対する需要の高まりに対応する。この最新の投資は、インドのプラント生産能力を35%上げる。

 アルワルのMetso Park工場の生産能力を増強することにより、メッツォはインドにおけるaggregate products(破砕製品)の可用性を向上させ、アジアへの輸出業務を改善する。拡張は2018年末までに完了する予定。

 「骨材の粉砕とスクリーニングの需要は非常に強く、急速に発展しているインフラストラクチャーを持つインドは、最も急速に成長するアグリゲート市場の1つです。この投資により、利用可能な製品と利用可能な範囲の両方で、顧客のニーズが拡大していることを確実にしたいと考えています」と、MetsoのAggregates Equipment事業部門の社長、Markku Simula氏は述べている。

 Metso Parkの生産施設は2012年に操業を開始した。現在、Nordwheeler、NW Rapid(TM)およびLokotrack(TM)の粉砕およびスクリーニング工場からの幅広い集計装置を納入しているメッツォのグローバル生産拠点のうち、コーンおよびインパクトクラッシャー、ならびに鉱業およびプロセス産業向けのメッツォ機器および様々なサービス製品を提供している。

 「インドの道路および商業集約には大規模な投資が行われている。たとえば、今後数年間、道路セクターは道路建設を1日40km以上に増やすことを目指している。メッツォは、これらのメガプロジェクトの多くに総合的な設備とソリューションを提供しています」と、メッツォ・インドの副社長であるKamal Pahujaは述べている。

 メッツォは、世界中の機器生産能力を集約するために投資している。1月下旬には、フィンランドのTampere,(タンペレ)で、トラック搭載型粉砕プラント向けの新しい高速組立ラインが試用された。

■インドのインフラ整備で25年

 Metsoは1992年にインドで事業を開始して以来、市場で大きな足跡を築いてきた。Delhi(デリー)首都圏のGurgaon(グルガオン)に本社を置くメッツォは現在、同国に約850名の従業員を擁している。Alwar(アルワル)施設と並んで、メッツォのインド総計部門の能力は、Ahmedabad,(アーメダバード)のファンドリー(鋳物)、Bangalore(バンガロール)とFaridabad(ファリダバード)のサービスセンター、全国の流通センター網によって支えられている。

■メッツォについて

 メッツォは、鉱業、骨材、リサイクル、プロセス産業における持続可能な天然資源の処理と流通のための設備とサービスを提供する世界有数の産業会社。ユニークな知識と革新的なソリューションにより、お客様の業務効率の向上、リスクの削減、収益性の向上を支援する。メッツォは、フィンランドのナスダックヘルシンキに上場しており、2017年に約27億ユーロの売り上げを記録している。メッツォは50カ国以上で12,000人以上の従業員を雇用している。

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