■2017年の世界機械販売高は1%増の2.6兆ユーロ(約338兆円)
■2011年以来の強い成長を遂げたヨーロッパ
■中国は最大の単一市場でアジアは最大の地域
(2018年3月26日:VDMAレポートより)
VDMA(ドイツ機械工業連盟)のエコノミストによる当初の予測によれば、「欧州における機械・設備(サービスを除く)の販売高は6%増の7,770億ユーロとなりました。機械市場は、2016年に1%減少した後、販売高は1%増の2.6兆ユーロ(約338兆円)となりました。2017年にはEU諸国を中心に最終的に業界への投資が増加しました。過去1年間に著しい勢いを得ており、2018年には機械工学の上昇が続きそうです。2017年にはEU諸国を中心に業界への投資が盛んになりましたが、欧州市場での経済は昨年大きく伸びており、2018年には機械工学の上昇が続きそうです」とVDMA(ドイツ機械工業連盟)のチーフ・エコノミストDr. Ralph Wiechersが評価している。(1ユーロは約130円)
昨年、ドイツは2013年以来世界第3位の機械製造会社としての地位を維持している。2017年の販売高は2,740億ユーロ(前年度比5%増)と推定されている。ドイツは世界の機械販売高の約11%を占めている(計算基準:全従業員、50名未満の従業員も含む)。中国は2017年に世界最大の機械製造業者であり、2009年以来その位置にある。販売高は9,100億ユーロで、前年比で約6%減少した。 しかし、国内通貨(人民元)で測定すると、この減少はより小さく(マイナス2%)なった。
米国は前年度と同様に世界第2位にランクインした。販売高は3%増の3,260億ユーロとなる見込み。日本(4位)も機械メーカーが販売高を2%増の2,430億ユーロに、イタリアは世界機械工学の5位で5%増の1,190億ユーロと予測している。このランキングの上位5カ国は、世界の機械の総販売高の73%を占めている。
アジアは、2017年の世界の機械工学を先導する最大の製造地域であった。しかし、この市場は3%近く縮小して1,355億ユーロとなった。世界の機械販売高の半分以上はアジアからのもの。アメリカ大陸は5%増の4,070億ユーロとなり、アジアとヨーロッパに次ぐ第3位の販売地域となった。
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