国際協力銀行(JBIC)、インド法人JSW Steel Limited向けに輸出クレジットラインを設定

■日本企業による製鉄関連設備の輸出を機動的に支援

 国際協力銀行(JBIC)は3月27日、26日にインド法人JSW Steel Limited(以下「JSW Steel」)との間で、融資金額6,600百万円(円建部分)及び84百万米ドル(米ドル建部分)(いずれもJBIC分)を限度とする輸出クレジットライン*1設定の契約を締結したと発表した。このクレジットラインは、民間金融機関との協調融資によるもので、民間金融機関融資部分には日本貿易保険(NEXI)による保険が付保される。協調融資総額は11,000百万円及び140百万米ドル。

 今回の契約は、インド国内における民間の大手製鉄会社であり、JFEスチールが15%出資参画するJSW Steelが、日本企業より製鉄関連設備及び技術サービスを購入するための資金に係る融資枠(クレジットライン)を同社に対して設定するもの*2。

 インドでは、経済成長を背景に、中長期的にインフラ整備や自動車分野を中心として鉄鋼需要の拡大が見込まれ、日本の高品質な製鉄設備への関心が高い中、JSW Steelの設備投資ニーズに迅速かつ柔軟に対応し、日本製機械・設備等の更なる輸出拡大を促進することで、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。

*1 :輸出クレジットラインは、輸出金融の一形態であり、日本からの機械・設備等の輸出を促進するため、あらかじめ一定金額の融資枠を設けておくもの。

*2 :JBICは2014年5月にJSW Steel向け輸出クレジットライン設定のための貸付契約を調印しており、今回はこれに続く第2号案件。

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