プライメタルズテクノロジーズは3月22日、中国の鞍山鋼鉄集団公司(Angang Iron &Steel Group Co.)より、鞍山製鉄所第3製鋼所の2 ストランド(条)式スラブ連続鋳造機CCM1 の近代化工事を受注したと発表した。同プロジェクトは、生産性及び製品品質の向上と、さまざまな鋼種や形状を鋳造処理できる柔軟性向上を目的としている。連続鋳造機には、新たに軽圧下システム「DynaGapSoft Reduction(ダイナギャップソフトリダクション)」を含む最新設備と技術パッケージを装備し、スラブの内部品質を向上させる。同工事は迅速なプロジェクト遂行により休止期間を最小限として、2018 年の第3 四半期に完工する予定。
中国・遼寧省の鞍山にある鞍山鋼鉄は、年間生産量3,300 万トン(2016 年実績)の大手製鉄会社。年産能力500 万トンの第3 製鋼所では、BOF 転炉、レードル炉、RH 真空脱ガス装置のプロセスで精錬した溶鋼を、連続鋳造機2 基(CCM1,CCM2)に供給しているが、PT社が同様の近代化工事を実施したスラブ連続鋳造機CCM2 は既に2015 年7 月から安定稼働中。