日揮、フィリピン法人が石油化学プラント建設プロジェクトを受注

 日揮は3月19日、フィリピン法人であるJGCフィリピン社(JGC PHILIPPINES,INC.)が、伊テクニモント社(Tecnimont S.p.A.)の子会社であるテクニモント・フィリピン社(Tecnimont Philippines Inc.)と共同で、JGサミット石油化学社(JGSPC:JG Summit Petrochemical Corporation)から石油化学プラント建設プロジェクトを受注したと発表した。契約額は約200億円で、うちJGCフィリピン社の受注額は約70億円。

 プロジェクトは、フィリピン共和国バタンガス州でJGサミット石油化学社が年産25万トンの高密度ポリエチレン設備(HDPE:High Density Polyethylene)を新設するほか、既設のポリプロピレン設備(PP:Polypropylene)を年産30万トンに拡張するもの。テクニモント・フィリピン社をリーダーとするテクニモント・フィリピン社とJGCフィリピン社で構成されるジョイント・ベンチャー(テクニモント・フィリピン社:65%、JGCフィリピン社:35%)で遂行していく。

 東南アジアでは、人口増加や中国の旺盛な需要を背景に多くの石油化学プラントが計画されている。日揮としては、現地子会社との協力を通じて、今後も成長が見込まれる東南アジア地域における石油化学会社のビジネス拡大を積極的に支援するとともに、同地域の更なる産業発展および生活基盤の向上に貢献していく。

<契約概要>

契約先:JGサミット石油化学社(JGSPC:JG Summit Petrochemical Corporation)(フィリピン最大のポリオレフィン製造会社であるJGサミット・ホールディングス(JG Summit Holdings Group)の子会社)

建設場所:フィリピン共和国バタンガス州(首都マニラの南120km)

契約内容:石油化学プラント建設に係るEPC(Engineering,Procurement,Construction:設計、機材調達、建設工事)役務

契約形態:ランプサム契約

契約金額:約200億円(内、JGCフィリピン社の受注額は約70億円)

納期:2020年中頃

 ニュースリリース