斗山インフラコア、2月の中国市場シェアは10.5%(1,018台)、6年ぶりに上昇

 斗山インフラコア(本社:仁川)は3月14日、2018年2月に中国市場で1,018台の油圧ショベルを販売、市場シェアは10.5%(前年比+1.9ポイント、前月比+3.2ポイント)、6年ぶりのシェアを誇ったと発表した。また、今年1~2月の販売合計は、前年同期比15.4%増加した。

 発表によると、2018年2月に中型ショベル(20~24トン)のシェアは15.6%に達し、製品分野で中国のマーケットリーダーとして浮上した。斗山インフラコアは、高付加価値商品群である中型ショベルの販売比率を、2017年の26%から2018年の47%に引き上げ、現金販売比率を引き続き拡大している。その結果、同社は収益性の基盤を強化することができた。

 斗山インフラコアは、中国における量的・質的成長がディーラーの競争力強化、カスタマイズ商品の発売、差別化された顧客サービスとしての「斗山ケア」の提供に努めている。中国のニッチ市場に参入するために、中国全国で10億人が利用している最も人気のあるメッセージングアプリWeChatを使って、製品に関するカスタマイズされたニュース、中古車や部品の情報、既存の建設機械の管理に関するヒントを提供している。

 斗山インフラコアのWeChatフォロー者数は、過去2年間で約3倍に増え、斗山インフラコアのWeChatヒット数は140万人に達した。一方、同社のソーシャルメディアに関する同社のコンテンツは、1,200万人を超える視聴者数を記録している。同社はWeChatやオンラインメディアを含むデジタルマーケティングを通じて360台以上の掘削機を販売している。

 斗山インフラコアの役員は、「広大な中国市場でデジタルマーケティングを実施することで、大幅な売上成長の勢いを得て、ディーラーが捜し求めることができなかった新しい需要を確認し、実際の製品販売をもたらした」と語った。

 斗山インフラコアは、インフラ投資の継続、原材料価格上昇による鉱業拡大、老朽化した設備の交換需要の高まりなどにより、中国市場の成長は2018年も続くと見込んでいる。同社は、収益性の高い中型商品の販売比率と現金販売比率を引き上げることで、収益性をさらに高める計画だ。

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