島根自動機、約10億円投じて「ソフトビジネスパーク島根」に工場を増設

 島根県は3月15日、島根自動機(本社:松江市)が、松江市内の北陵工場で工場を増設すると発表した。同社は、世界的なEVの需要増を見込み、約10億4,200万円を投じ、電気自動車(EV)に搭載するリチウムイオン電池生産に使う設備の組み立てを担う新工場などを建設する。

 県の発表によると、今後3年間で21人を新規雇用する。 リチウムイオン電池向け設備を製造する第4工場は今年4月に稼働し、部品加工をする第5工場は2020年中に着工・稼働する予定。新工場稼働による増産などで、2021年2月期には18年2月比10億円増の52億円へ拡大する計画。

<立地計画の概要>(北陵工場(SBP、現3棟)隣接地の購入と工場2棟の増設)

立地場所:松江市北陵町5の2番地

敷地面積:16,306㎡(うち今回新規取得分6,022㎡)

建物面積:7,007㎡(うち今回増設分2,885㎡)

※第4工場棟(鉄骨一部2階)1,917㎡、第5工場棟(鉄骨平屋)967㎡

投下資本額:1,042,241千円(土地191,861千円、建物423,360千円、償却資産427,020千円)

操業開始:2018(平成30)年4月

従業員数:《申請時》86人、《操業後3年》107人(21人増)

事業内容:主に海外向け電池生産設備の設計製作

<島根自動機株式会社の概要>

所在地:松江市鹿島町佐陀宮内784番地

代表取締役:新宮邦隆/設立年月日:1982(昭和57)年10月

資本金:92,000千円/従業員数:101人(県外勤務者15人含む)

事業内容:生産用設備の設計製作

 島根県発表資料