大阪ガスは3月16日、100%子会社である㈱ガスアンドパワーが、日本風力開発の100%子会社として設立された尻別(しりべつ)風力開発の発行済み株式を取得し、今後日本風力開発と共同で尻別風力発電所(仮称)の建設を進めていくと発表した。
尻別風力開発は、北海道寿都郡寿都町および北海道磯谷郡蘭越町において、発電容量25,300kW(3,000kWの風力発電設備10基を設置予定)の風力発電所の建設に向けた準備を進めており、今後必要な許認可を取得の上、2018年7月頃より送電線工事を開始し、2021年2月頃より運転を開始する予定。
Daigasグループでは、2030年頃までに100万kW程度の再生可能エネルギー電源を確保する方針であり、今回のガスアンドパワーによる尻別風力開発の株式取得もその方針に沿ったもの。Daigasグループは引き続き再生可能エネルギー電源の開発・運用を通じて低炭素社会の実現に貢献していく。
ガスアンドパワーは、これまでにも日本風力開発が開発した肥前風力発電所・平生風力発電所等のプロジェクトを運営しているが、尻別風力発電所の開発・建設においても両社の強みを活かすことで、円滑なプロジェクトの立ち上げと環境負荷の低減に努めていく。
<尻別風力発電所の概要>(ガスアンドパワーの株式取得後)
会社名:尻別風力開発株式会社
所在地:大阪市中央区淡路町四丁目4番11号
代表者:代表取締役社長 伊藤 宗博
設立:2014年10月29日/資本金:100万円
発電所所在地:北海道寿都郡寿都町・磯谷郡蘭越町
発電容量:25,300kW (3,000kW×10基 予定)/運転開始:2021年2月(予定)