中国の油圧ショベル、春節時期の影響で2月は23%減の1万1,113台、1~2月計は14%増の2万1,800台

 中国工程机械工業協会が3月8日に発表した2018年2月の油圧ショベル販売台数(25社ベース)は、前年同月比23.5%減の1万1,113台、うち国内市場(香港、マカオ、台湾を除く)の販売台数は同30.1%減の9,723台、輸出は同126.6%増の1,387台となった。この結果、1~2月累計販売台数は、前年同期比14.3%増の2万1,800台、うち国内は同7.9%増の1万9,270台、輸出は同108.3%増の2,524台だった。今年の春節は2月16日、2017年の春節は1月28日であることから、春節休暇が2月の真ん中にある前年とを単純に比較するのは無理がある。業界の見通しでは、3月から4月にかけて受注が集中する可能性が高いと見ており、引き続き勢いを維持することが期待されている。

 中国の油圧ショベル2018年2月データ

 現地筋によると、2月のメーカー別では、三一重機が2,300台以上で21%シェア、次いでキャタピラーが1,700台以上、斗山インフラコアが1,000台以上。以下、広西柳工、現代建設機械、日立建機、コマツが5~8%シェアとされる。1~2月累計では、三一、キャタピラー、徐工、斗山、柳工、現、山東臨工の順とされている。

 2月の国内クラス別では、小型機(13トン以下)は前年同月比41.3%減の5,517台、中型機(13~30トン)は同15.2%減の2,478台、大型機(30トン以上)は同8.4%増の1,728台。構成比は、小型57%、中型25%、大型18%で、1月と比較してそれほど変化はない。

 2月の輸出1,387台(輸出比率12.48%)のうち、中型機が43%、小型機が36%、大型機が21%を占めた。キャタピラーは500台、三一は400台、山河智能と柳工は100台以上を輸出したとされている。