㈱竹内製作所は3月6日、ミニショベルの新製品「TB225」(2.3トン)を3月より欧州市場向けに販売開始すると発表した。
ミニショベルは、製品重量が6トン未満の小型建設機械で、主な用途は「狭い場所」で「掘削する」こと。具体的には、住宅建設の基礎工事、水道管やガス管等の配管工事、公園や庭に木を植える造園工事、老朽化した建物の補修・解体工事など主に居住区域で使用され、街づくりとそのメンテナンスには欠くことのできない製品。なかでも竹内製作所のミニショベルは、その掘削力、優れた耐久性、なめらかな操作性等を強みとして、顧客の信任を得てきた。
今回発表する「TB225」は、欧州の顧客から寄せられたニーズに応える製品で、「欧州の普通自動車免許(※)で公道を搬送可能なコンパクトで使いやすいミニショベル」をコンセプトに開発した。竹内製作所では、既に1.9トンの「TB219」と2.8トンの「TB228」がラインナップされているが、これら既存製品のサイズと性能の間隙を埋める、小さ過ぎも大き過ぎもしない「ちょうど良い」製品となった。
また、ミニショベルの他の用途である解体作業、粉砕作業、選別作業、清掃作業は、アーム先端のバケット部分を別のアタッチメントに交換することで可能となる。新製品「TB225」は、このアタッチメントの拡張性を広げ、より広範で多種多様なアタッチメントを取り付けられるよう機能を充実させた。
コンパクトな製品でありながら、必要とされるパワーと作業安定性を兼ね備え、使用する顧客の体格を考慮した広々とした運転席を確保し、また、メンテナンス性を重視したエンジンや油圧機器の配置となっている。
掘削力、耐久性、操作性など竹内製作所製品が持つ強みはそのままに、顧客の「ちょうど良い」にベストマッチし、作業の多様性を高めた新製品『TB225』により、市場でのシェア拡大を着実に進めていく。
※ 欧州Bライセンス:EEA加盟国で有効な普通自動車免許で、搬送車とミニショベルを含めた総重量3.5トン以下の車両を牽引できる。
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