Atlas Copco(アトラスコプコ、本社:ストックホルム)は3月6日、ドイツのKlingel Joining Technologies.(クリンゲル・ジョイニング・テクノロジーズ)の資産を取得することに合意したと発表した。同社は、自動車業界で使用されている接合方法であるフロードリル技術を専門としている。
Klingel Joining Technologiesはドイツのミュンヘン近郊に拠点を置き、Klingel GmbHの3つの事業部門の1つ。同事業の売上高は2017年に約850万ユーロ(約1.1億円)、アトラスコプコには23名が参加している。
フロードリル技術は、アルミニウムおよび混合材料用途に使用される機械的接合方法である。
「新しい材料の使用は革新的な接合方法の開発と使用を促してきました。今回の買収により、Atlas Copcoの技術提携が広がり、自動スクリューフィーディング機器や自動車産業のオートメーション技術へのアクセスが可能になります」と、産業技術事業部門社長のHenrik Elminは述べている。
購入価格はAtlas Copcoの時価総額に重要なものではなく、開示されていない。買収した事業は、Atlas Copcoの産業技術事業分野の産業組立ソリューション部門の一員となる。買収は規制当局の承認を条件としており、2018年の第2四半期中に完了する予定。