日本CMK、約50億円投じてタイ子会社の工場を増設、運転支援・環境規制など車載基板市場の拡大に対応

 日本CMKは2月28日、タイ子会社CMK CORPORATION(THAILAND)CO.,LTD.の工場(以下、タイ工場、プラチンブリ県)を約50億円投じて増設すると発表した。

 日本CMKグループ主力の車載基板市場は、グローバルでの新車販売台数増加に加え、予防安全・運転支援のニーズ拡大による先進運転支援システム(ADAS)の普及、環境規制強化による次世代自動車の普及などが追い風となり、市場拡大が続いている。

 この受注増に対応するため、同社グループでは生産能力増強と生産性向上を進めているが、自動車の電装化進展により、車載基板の需要は今後ますます拡大していく見通し。こうした状況に対応するため、タイ工場を増設し、生産能力の増強を行うことにした。タイ工場増設により、グローバルで増大する車載基板需要を確実に取り込み、更なる収益拡大に繋げていく。

<工場増設の概要>

名称:CMK CORPORATION(THAILAND)CO.,LTD.

 日本CMKの海外関係会社

所在地:タイ王国プラチンブリ県(304工業団地内)

生産品目:両面プリント配線板、多層貫通プリント配線板、ビルドアップ配線板

投資額:約50億円

稼働開始時期:2018年12月より順次(予定)

増設後生産能力:現状比約25%増

 ニュースリリース