シャープ、ベトナムで太陽光発電所の建設を受注

 シャープは2月26日、ベトナムにおける太陽光発電所(メガソーラー)の建設を、Thanh Thanh Cong Group(以下、TTCグループ)(※2)傘下のGia Lai Electricity Joint Stock Company(以下、GEC社)(※3)より受注したと発表した。2月23日に、TTCグループおよびGEC社と現地で調印式を行った。

 受注した発電所は、ベトナム北中部のトゥアティエン・フエ省に建設する。約48MW-dcの大規模出力で、年間予測発電量は約61,570MWh/年となり、ベトナムの一般的な家庭の年間消費電力量で換算すると、約32,628世帯分(※1)に相当する。

 ベトナム政府は、太陽光発電の施設容量を2030年までに12,000MWに引き上げることを計画(※4)している。シャープは、同発電所の建設を契機に、ベトナム各地への太陽光発電所の設置を積極的に提案し、再生可能エネルギーのさらなる普及に貢献していく。

<発電所の概要>

設置国:ベトナム社会主義共和国

設置場所:トゥアティエン・フエ省

出力規模(モジュール容量):約48MW-dc

年間予測発電量:約61,570MWh/年(約32,628世帯分)

想定温室効果ガス排出削減量:約20,503tCO2/年(※5)

着工:2018年2月

完工/運転開始:2018年9月予定

 ※1 1世帯当り1,887kWhで算出。

 ※2 不動産、エネルギー、農業、教育などを手掛ける複合企業。

 ※3 太陽光、水力、風力発電などの再生可能エネルギー事業の中核を担う、TTCグループ傘下の合弁企業。

 ※4 ベトナム政府が策定する第7次電力開発計画(PDP7)に、2011年~2020年の計画と2030年までのビジョンが示されている。PDP7において、ベトナムの太陽光発電の施設容量を、2020年までに850MW、2030年までに12,000MWにすることが計画されている。

 ※5 1MWh当り0.333t-CO2で算出。

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