CISMA(建設、インフラ、鉄鋼およびマテハン機器メーカーの協会)が2月2日発表―――2016年に比べ、フランスの土木機械の2017年販売台数は前年比21%増の21,630台となった。フランスの建設機械市場は、ヨーロッパで3番目に大きく、全体として、建設機械の販売は比較的強くなっている。2017年は2008年の市場崩壊以来最高の年となった見込み。(注:配信が前後しましたが、2月19日配信の<フランスのミニショベル>記事も合わせてご利用ください)
2017年の建設機械販売の伸び率は、2016年に比べて22%増加したクローラー式ショベルによって支えられている。これは、最も人気のあるミニショベルの販売を含み、2017年は強い住宅市場を反映した。そして、ミニショベル市場は、歴史的な記録レベルからほど遠いものではないが、ホイール式ショベル市場は好調に推移している。ホイール式ショベルの販売台数は31%増の1,810台となった。フランスのショベル市場は2005年の水準に達している。フランスは、ドイツに次ぐホイールショベルのヨーロッパで第2位の市場。
2018年の建物市場はダイナミックなまま。とりわけ、土木工学部門の成長は加速するはずである。これは機械の需要にとって非常に良いニュースである。フランスでは、すべての経済指標は緑色であり、危機以前の記録レベルに達する可能性が高い。
<2017年の販売実績>(カッコ内は前年比)
▽ホイールショベル:1,810台(31%増)▽ミニショベル11,580台(24%増)▽ホイールローダ2,630台(23%増)、▽クローラショベル4,000台(16%増)▽クローラトラクタ140台(12%増)▽コンパクトローダ200台(7%増)▽ダンプ770台(2%増)▽バックホーローダ500台(12%減)
■CISMA (association of equipment manufacturers for construction, infrastructure, steel and handling)
機械工学産業連盟(FIM)のメンバーであるCISMA(建設、インフラストラクチャ、スチール、ハンドリングのための機器メーカー協会)は、専門組織。同協会は、建設、インフラ建設、鉄鋼産業、および取扱いのための設備を構想、生産、販売するヨーロッパに拠点を置くビジネスを集めている。また、これらの材料のために特別に作られた部品および装置の供給者も含む。現在、CISMAはフランスの約3万人を雇用している200社(SME、SMI、および国際グループの子会社)で構成されている。これらの事業は、生産の58%を輸出し、79億ユーロ(1兆円強)の収益を生み出している。