イタリア建設機械貿易協会、キャタピラーの入会により建設機械産業の代表性高める

 Unacea(イタリア建設機械貿易協会)は2月2日、Caterpillarが同国ボローニャのMinerbioにあるCaterpillar Prodotti Stradali S.r.L.を通じてUnaceaに加わったと発表した。

 1910年に設立されたCaterpillarは、アメリカのトラクターメーカーから、マルチビジネスのグローバルな現実へと変化した。Caterpillarは、2017年の売上高と454.62億ドルの売上高を誇り、建設・鉱山機器、ディーゼル・天然ガス・エンジン、産業用ガスタービン、ディーゼル電気機関車の世界有数のメーカー。同社は主に、建設業、資源産業、エネルギー・輸送の3つの主要セグメントを通じて事業を行い、また、金融商品セグメントを通じて資金調達および関連サービスを提供している。

 「当社のイタリアの顧客、ディーラーおよび従業員は、私たちにとって非常に重要です」とCaterpillar のイタリア国ディレクターであるRoberto Lorenzoni(ロベルト・ローゼンローニ)氏は述べている。

 Unaceaは、イタリアの建設機械企業にとって合法的な声であることを次第に確認しており、イタリアと欧州連合でこの声を聞くことに貢献したいと考えている。Caterpillarの入会により、Unaceaは、タワークレーン、土木機械、コンクリート機器および油圧ショベルに加えて、建設機械、道路設備、アスファルト舗装機などの建設機械産業の代表性を高めている。

■Caterpillar Prodotti Stradali S.r.L.について

 建設および鉱山設備の製造および販売を行っている。アスファルト舗装機、コールドプレーナー、コンパクター、その他の道路舗装用機器を提供している。同社は1957年に設立され、イタリアのMinerbioに拠点を置いている。以前はBitelli SpAとして知られていて、2000年5月、Caterpillar Inc.による買収により、名称はCaterpillar Prodotti Stradali S.r.Lに変更された。

■Unaceaについて

 Unacea(正式名称:Italian trade association of construction equipment)は、CECE(欧州建設機械委員会)のメンバー国。2010年に創設され、現在約50社のメンバーで構成されている。建設機械業界に関わるすべての企業、機関、組織の貢献に貢献する建設機械のイタリア貿易協会。メンバーには、土木機械、アタッチメント、コンクリート機器、タワークレーン、油圧ショベルなどがある。

 CECEは、約13カ国、約1,200社で、売上高230億ユーロ、直接雇用者は13万人。

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