日本鍛圧機械工業会が2月8日に発表した2018年1月の受注額は、前年同月比3.6%増の258億9,000万円となった。板金系が好調を維持しており、6カ月連続で前年を上回った。プレス系は大型の低調が響き、前年を下回るも小型機は国内・輸出共に堅調に推移している。国内は自動車、金属製品製造業が牽引、輸出は中国、北米が堅調に推移している。
機種別によると、プレス系機械は前年同月比8.8%減の115億円。小型プレスは36.6%増だが、超大型が17.6%減、大型68.1%減、中型も10.9%減となった。油圧プレスは44.0%増、フォーミング0.5%増、自動化・安全装置も10.5%増。
板金系機械は同67.4%増の96億9,000万円。レーザ・プラズマが倍増、パンチング46.8%増、プレスブレーキも53.4%増となった。
国内は前年同月比33.9%増の120億3,000万円。自動車は86.2%増、金属製品製造業13.2%増、一般機械65.6%増だが、電機は3.4%減、鉄鋼・非鉄金属も1.5%減となった。
輸出は前年同月比2.7%減の91億6,000万円。中国向けは53.4%増、北米向け9.3%増、韓国・台湾向け5.1%増、欧州向け91.3%増だが、インド向け46.7%減、東南アジア向けも5.8%減となった。