国際協力銀行(JBIC)、アァルピィ東プラ(大阪)がベトナムで実施する合成樹脂シート事業に融資

 国際協力銀行(JBIC)は2月1日、アァルピィ東プラ(本社:大阪府吹田市、南目益男社長、以下、RP東プラ)のベトナム法人TOPLA VIETNAM COMPANY LIMITED(以下、TVCL)との間で、融資金額200万米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結したと発表した。融資は、近畿大阪銀行との協調融資によるもの。

 融資は、TVCLがベトナムのバクニン省で行う合成樹脂シートの製造・販売事業に必要な資金を融資するもので、生産設備の増設に充てられる。

 RP東プラは、1953年の創業以来、合成樹脂を素材とした成形加工品の製造・販売を手掛けている中堅企業。安定した経済成長を背景に電化製品の需要拡大が見込まれるベトナムにおいて、現地製造拠点として2011年にTVCLを設立しており、今次増設によりベトナムを中心とする東南アジアでの更なる事業拡大を企図している。融資は、こうしたRP東プラの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するもの。

 JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、ベトナム等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していく。

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