オークマが1月31日に発表した2018年3月期第3四半期(4~12月)連結業績によると、受注額は1,490億2,200万円(前年同期比31.0%増)、売上高は1,320億3,300万円(同11.2%増)、営業利益は149億3,100万円(同31.9%増)、経常利益は156億4,100万円(同31.4%増)、親会社に帰属する四半期純利益は101億9,200万円(同34.2%増)となった。
4~12月期における世界経済は、緩やかな成長が続き、主要各国で製造業の業績回復が進み、設備投資も次第に拡大基調で推移した。工作機械の市場別需要は、北米は自動車やジョブショップ等の好調が続き、航空機関連も堅調に推移した。欧州は、ロシア向けは停滞したが中東欧を含め欧州各国で設備投資が進み、自動車や航空機関連を中心に堅調な需要が続いた。中国は、電気・精密分野で大型の需要が発現するとともに、ロボット関連や自動車、建設機械、一般産業機械など幅広い業種で需要が高まった。その他アジア新興国も需要は緩やかながら回復の動きが見られた。
国内市場では、半導体製造装置関連やロボット等の好調業種からの旺盛な需要とともに、自動車、建設機械、一般産業機械などで需要が拡大した。中小企業においても、政府の補助金の活用による受注が発現した後も、生産性向上に繋がる最新設備の導入を進める動きが続いた。
このような経済情勢の下、オークマグループは、付加価値の高い製品・サービスの提供とともに、IoTを活用したオークマスマートファクトリーの取り組みを積極的にPRし、受注・売上・収益の拡大に努めた。
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