㈱神戸製鋼所が2月1日に発表した2018年3月期第3四半期(4~12月)連結業績による建設機械セグメント(コベルコ建機)の売上高は、前年同期比17.0%増の2,676億円となった。また、経常損益は油圧ショベルの販売台数の増加に加えて、前年同期には中国での油圧ショベル事業の滞留債権等に係る引当金を追加計上していたことなどから、前年同期比485億円改善の158億円の利益となった。
4~12月期における油圧ショベルの販売台数は、国内では、排ガス規制前の駆け込みで需要が増加し、海外では、中国でインフラ投資により需要が増加したことなどから、前年同期を上回った。一方、クローラクレーンの販売台数は、東南アジアを中心に需要が減少したことなどから、前年同期を下回った。
2018年3月期の業績予想については、中国の油圧ショベル販売が増加していることなどから、売上高3,550億円(前回予想3,400億円、前期実績3,104億円)、経常利益180億円(同120億円、前期実績▲300億円)となる見通し。
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