㈱不二越は1月25日、MZシリーズの小型軽量・高剛性の特長を持ち、さらに可搬重量を引き上げて、ワーク・用途の適用範囲を拡大し、多彩な作業を高速・高精度に実現するMZ12(12kg可搬)を市場投入すると発表した。MZシリーズのラインナップ拡充と、FAシステムの提案・対応力の強化により、顧客の生産ラインをトータルサポートするソリューションを提供することで、さらなるマーケットシェアの拡大を進めていく。価格はオープンで、販売目標は年間3,000台(2018年度)。
世界的な少子高齢化、労働人口の減少により、ものづくりの現場では、人件費の高騰や人手不足の解消、そして生産性向上などを目的として、小型ロボット導入による自動化のとり組みが本格化している。
不二越では、2013年、世界最速・軽量コンパクトロボットMZ07(7kg可搬)を市場投入し、小型ロボット市場へ本格的に参入した。以降、MZ04(4kg可搬)をはじめ、可動範囲の広いロングアーム型、人と協働可能な低出力型など、MZシリーズのラインナップを拡充し、とくに世界の電機・電子・EMS分野において、高い評価とマーケットシェアを獲得している。
このような中、足許では、電機・電子・EMSをはじめ食品・医療品など幅広い産業分野で、FA化ニーズが高まり、搬送から組立、機械加工、包装・箱詰めまで、あらゆる人手作業をロボットに置き換える動きが強まっている。
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