三菱電機は1月23日、DIC㈱鹿島工場(茨城県神栖市)向けに納入した1.6メガワットの太陽光発電設備が1月26日に竣工すると発表した。
この発電設備は、自家消費を目的とした太陽光発電設備として国内最大級(※1)で、環境省の二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(平成29年度再生可能エネルギー電気・熱自立的普及促進事業)に採択されている。 ※1 2018年1月23日現在。三菱電機調べ
■納入設備の特長
1.塩害対策機器の採用により沿岸部への設置を実現し、遊休地の有効活用に貢献
・耐候性に優れた三層構造PETフィルムを採用するとともに、フレーム取り付け部材にメッキ処理を施し、太陽電池モジュールの耐塩性を強化
・パワーコンディショナ収納盤(エンクロージャ)を耐塩仕様にするとともに、空調室外機に重耐塩仕様品を採用。付帯設備の沿岸部への設置を実現し、沿岸部の遊休地を有効活用
2.低勾配設置に対応したモジュールと最適な配置により発電容量を最大化
・太陽電池モジュールのフレーム四隅に水切り加工を施すことで高い排水性と埃の排出性を確保。モジュールアレイ(※2)の設置間隔が縮小できる低勾配設置を実現し、発電容量を向上
・架台製造コストなどの経済性や限られたスペースを考慮したシミュレーションによる最適な設置傾斜角(5度)とレイアウトにより年間発電量を最大化
※2 複数の太陽電池モジュールを架台などで機械的に一体化し、結線した集合体