日本鍛圧機械工業会が1月12日に発表した2017年12月の受注総合計は、前年同月比34.8%増の350億3,000万円となり、プレス系、板金系、サービス全てで前年を上回った。プレス系は国内向けに大型、超大型の更新需要により堅調に推移。板金系は、5カ月連続で前年同月を上回り、前半の落込みを挽回した。全体の2017歴年は前年比16.1%増の3,614億円となった。
機種別によると、プレス系機械は前年同月比55.3%増の166億6,000万円。超大型が2.6倍増、大型は2倍増、中型21.9%増、小型も89.1%増となった。フォーミングは33.3%増、自動化・安全装置も3.6%増だが、油圧プレス21.9%減となった。板金系機械は114.9億円、前年同月比34.3%増。レーザ・プラズマが92.1%増、パンチングは5.6%増、プレスブレーキも29.4%増となった。
国内は前年同月比53.5%増の193億5,000万円。自動車は66.2%増、金属製品製造業81.9%増、一般機械18.7%増、鉄鋼・非鉄金属も34.1%増だが、電機は17.0%減となった。
輸出は前年同月比31.9%増の88億円。中国向けは56.9%増、韓国・台湾向2.6倍増、北米向6.9%増、欧州向2.2倍増だが、東南アジア向17.0%減、インド向けも80.7%減となった。