大和エネルギー、愛媛県西予市で風力発電所を建設

■脱炭素社会に向けた再生可能エネルギー電源開発事業

 大和ハウスグループ大和エネルギー(本社:大阪市)は1月19日、1月22日(月)に愛媛県西予市宇和町で風力発電所「DREAM Wind 愛媛西予」(画像:完成イメージ)の建設に着手すると発表した。

 同事業は「DREAM Wind 佐田岬」(愛媛県西宇和郡伊方町)に次ぐ、2カ所目のプロジェクト。発電出力16,000kW(16MW)で、2019年11月(予定)から発電を開始するもの。「DREAM Wind 愛媛西予」の予定発電量は年間約35,000MWh。家庭の一世帯あたりの全消費電力量を4,432kWh/年とした場合、約8,000世帯分の電力量に相当する。発電した電力は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度を活用し、20年間、四国電力株式会社に販売する。

 大和ハウスグループでは、大和ハウス工業の創業100周年にあたる2055年を見据えて、2016年度に環境長期ビジョン“Challenge ZERO 2055”を策定し、このビジョンの実現に向け、中期経営計画の対象期間に合わせて、3カ年ごとに「エンドレス グリーンプログラム」として具体的な目標と計画を策定し、活動を推進している。

 2016年度からは「エンドレス グリーン プログラム 2018」としてライフサイクル思考にもとづくグループ・グローバル一体での環境経営の推進をコンセプトに、環境への取り組みを加速させている。現在、2030年までに事業活動における購入電力量に相当する再生可能エネルギーによる発電を目指し、自社施設・遊休地等への風力発電・太陽光発電システムの導入を推進している。

 そのような中、同社は2012年より西予市内において風力発電事業を検討し、このほど大和ハウスグループとしては2カ所目となる風力発電所を開発することとなった。

 ニュースリリース