国際石油開発帝石、ノルウェーの2017年APAラウンドでバレンツ海西部PL950鉱区(探鉱鉱区)を落札

 国際石油開発帝石は1月17日、子会社であるインペックス・ノルゲ社(INPEX Norge AS)を通じて、ノルウェー王国が実施した2017年Awards in Predefined Areas (APA)ラウンド(※)に参加し、このほどバレンツ海西部に位置する探鉱鉱区、PL950鉱区を落札したと発表した。

 Awards in Predefined Areas(APA)ラウンドは、過去に探鉱が実施された成熟エリアにおける更なる探鉱活動の促進を目的としたライセンス付与の制度。応札者は領域内で鉱区権益が未設定のオープン鉱区において任意の範囲を指定して応札することが出来る。

 同探鉱鉱区の落札は、昨年インペックス・ノルゲ社が取得したPL767鉱区に続いて、同国において国際石油開発帝石グループが参画する2つ目の探鉱プロジェクトとなり、国際石油開発帝石の事業ポートフォリオの更なる拡充に資することが期待される。

 国際石油開発帝石は今後、ノルウェー政府、オペレーターであるLundin Norway社(Lundin Petroleum社の子会社)及びパートナーであるPetoro社との必要な手続きを経て、探鉱作業を通じ、石油・天然ガスの胚胎の可能性を調査していく。

 鉱区は、ノルウェー領バレンツ海西部沖合約70キロメートル(水深130~200メートル)に位置し、鉱区面積は約190平方キロメートル。鉱区では、Lundin Norway社が50%、Petoro社が20%、国際石油開発帝石が30%の権益比率を保有する。

 ノルウェーでは、ノルウェー領北海域を中心に、1960年代より石油・天然ガスの探鉱活動が開始され、多数の大型油ガス田が発見された。その後、探鉱活動地域は北海より北方に位置するノルウェー海やバレンツ海にまで広がっている。バレンツ海は、数億バレル規模の油ガス田の発見が近年相次ぐなど、更なる油ガス田発見の可能性のある有望なエリア。国際石油開発帝石としても、2014年に設立したインペックス・ノルゲ社を通じ、今後も同国において本格的に石油・天然ガス探鉱開発事業に取り組んでいく。

<PL950鉱区の概要>

鉱区名:PL950鉱区

鉱区位置:バレンツ海西部

鉱区面積:約190平方キロメートル

水深:130~200メートル

パートナー及び権益比率:Lundin Petroleum社(オペレーター):50%、国際石油開発帝石:30%、Petoro社:20%

 ニュースリリース