年頭所感、㈱荏原製作所 前田東一社長

 本日2018年1月5日は、決算期を変更しましたので、新年であるとともに新しい事業年度第154期をスタートする日になります。

 2018年度第154期は、E-Plan2019の2年目であり、E-Plan2019の目標達成に向けて大変重要な事業年度です。

 荏原グループがこれからの100年も産業機械メーカとして世界市場で確固たる地位で事業を継続するため、「経営方針(2020年に向けて)」に基づき、2020年代半ばまでに連結売上高7,000億円以上を連結営業利益率10%以上の高収益で達成することを、成長目標として設定しました。2020年代半ばまでには、2016年から3年単位の中期経営計画が3回あることになります。

 したがって、最初の3年間であるE-Plan2019では、当社グループの収益基盤を市況変動によらない強固なものとして、グループの収益性を高めることに集中する期間としました。荏原グループを、現状よりワンノッチ収益性の高い企業グループにするために、E-Plan2019が終了する2019年度に投下資本利益率(ROIC)8.0%以上、グループ連結営業利益率9.0%以上で達成すべく、今年も引き続き収益性の向上に取り組むとともに、全員で「成長への飽くなき挑戦」に取り組み、来年度の目標達成に向けた大きな成果を達成していきたいと思います。

 事業目標達成と同時に我々全員で進めなくてはいけない「働き方改革」について、お話しします。

 企業で働く人材が持つ能力や才能を、事業や仕事に発揮させ、成果を出していく企業活動の中で、もっとも効率よく企業活動を行うためには、何をどうすべきかを考える、すなわち時間を最も効率よく使うことを考えることが、「働き方改革」の基本なのだと思っています。働き方改革を進めていくうえで、3つの大きなテーマがあります。一つは「業務改革と意識改革による生産性の向上」、二つ目は「個人の能力と自律性の成長支援」、三つ目は「就業環境整備と多様な働き方の検討」です。これらの課題について、具体的な施策を検討し進めていきます。

 我々の働き方を改革して、よりスマートに賢く働ける働き方と職場、ライフワークバランスと両立できる働き方と職場、ひとりひとりが競争し挑戦できる働き方と職場を実現していきたいと思います。

 E-Plan2019の2年目の今年は、2019年度にその努力が全事業で花開くように、一年間元気に頑張って仕事をいきたいと思います。

(以上は、1月5日同社始業式における年頭の辞の要約)

以上