NECプラットフォームズ(本社:東京都千代田区)は1月12日、生産関連会社であるNECプラットフォームズタイ(NEC Platforms Thai Co., Ltd.)(タイ国パトンタニ県)の新工場を建設し、操業を開始したと発表した。
新工場は既存工場に隣接する敷地に地上3階建てで建設され、総延べ床面積は既存工場に比べ30%増となる29,305㎡。
NECプラットフォームズタイは、PBX、キーテレフォン等のネットワーク製品、プロジェクター等の映像デバイス製品を主に生産しているが、自動車コックピットの進化やコネクテッド技術の進展に伴う高度な車載機器の需要増加を見込んで、ECU(電子制御装置)やデジタルタコグラフ等の車載製品の生産体制を増強、さらにグローバル競争力のある高付加価値製品の生産にも力を入れていく。
新工場は、車載機器や光学デバイスに求められる高品位生産を実現するため、新たにクリーンルームを導入した。また、「魅せる工場」をコンセプトに、新たに設置したショールームでは自社工場での生産品をはじめ、NECグループの様々な製品・ソリューションを展示し、生産現場では異常などの見える化や作業手順・リソースの最適化を実現する工場IoTやAIを活用した生産性改善、品質向上施策を紹介する。
NECプラットフォームズは、東日本大震災やタイ洪水の被災経験をもとにBCPを強化し、タイを含む国内外全工場の生産プロセス共通化やシステム統合による「グローバルOne Factory」構想を進めている。今後は工場IoTを活用しさらなる連携強化を図る予定。
NECプラットフォームズタイは、これからも、NECの社会ソリューション事業を支えるものづくり拠点として、またNECグループのグローバルな供給拠点として重要な一翼を担い、成長拡大していく。
<NECプラットフォームズタイ 新工場概要>
着工時期:2016年6月13日
竣工時期:2017年9月18日
開所式:2018年1月12日
建物構造:鉄筋コンクリート造、地上3階建て
生産フロア:24,972㎡
延べ床面積:29,305㎡
環境対応:エネルギーマネジメントシステム、BCP対応蓄電池、LED照明
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