■富士精密のインドネシア法人の設備資金に充当
国際協力銀行(JBIC)は1月10日、三菱UFJリースのインドネシア法人PT. Mitsubishi UFJ Lease & Finance Indonesia(以下「MULI」)との間で、融資金額約335千米ドル(JBIC分)限度の貸付契約を締結したと発表した。(1ドルは約111円)
これは、MULIと締結済の日本の中堅・中小企業の海外事業展開支援のための投資クレジットライン*1に基づく個別契約。なお、融資は、民間金融機関との協調融資によるもので、協調融資総額は約479千米ドル。
融資は、㈱冨士精密(本社:大阪府)のインドネシア法人であるPT. FUJI SEIMITSU INDONESIAが実施する自動車部品の製造・販売事業に必要な設備を、MULIからファイナンス・リースで調達する際に必要な資金に充てられる。
近年、インドネシアには日本の中堅・中小企業が数多く進出しており、引き続き設備投資意欲の高まりも期待されている。融資は、MULIと締結済のクレジットラインに基づき、中堅・中小企業がインドネシアで行う事業に必要な中長期資金をMULIを通じて機動的に供給することで、日本の中堅・中小企業の海外における事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するもの。
JBICは今後も、日本の公的金融機関として、日本の産業の国際競争力の維持・向上の観点から、中堅・中小企業の海外事業展開を金融面から支援していく。