中国のホイールローダ、2017年販売は前年比45%増の9万7,610台、輸出は38%増の2万台弱

 中国工程机械工業協会など現地筋によると、2017年12月の中国におけるホイールローダの販売実績は、前年同月比50%増の8,278台となった。2017年4月以来、月間販売台数は前年比40%増の7,600台以上で安定している。また、2017年累計では前年比45%増の9万7,610台で10万台の大台には至らなかったものの、2018年は10万台に回復すると予想されている。

 12月のクラス別によると、3トン級の販売台数は7,644台で、販売台数の92%を占めている。そのうち、5トン級は5,011台で61%を占め、3トン級は2,010台で24%を占め、3トン以下は634台だった。

 2017年1~12月の累計販売台数は、前年比45%増の97,610台(2016年:67,375台)となったものの、10万台の大台には達しなかった。

 2017年累計では、5トン級は6万1,455台販売され、総販売台数の63%を占め、3トン級は2万969台が販売され、販売台数の21%を占めた。3トン以下は8,152台を販売した。

 「一帯一路(One Belt・One Road)」などの包括的な要因の影響を受けて、輸出市場は依然として活発。2017年累計の輸出台数は前年比38%増の1万9,559台(2016年:1万4,126台)となり、販売台数の約20%を占めた。5トン級は9,523台、3トン級は6,746台と市場における主な輸出モデルとなっており、全体の83%を占めている。