ツバキナカシマ、韓国公正取引委員会が精密鋼球の取引に課徴金の支払い命令

 ツバキナカシマは1月9日、韓国公正取引委員会が、韓国国内における精密鋼球の取引に関し、2005年から2013年までの期間、ツバキナカシマによる韓国公正取引法(独占禁止法)違反の行為があったとして、ツバキナカシマへの是正措置命令および課徴金4億3,400万ウォン(約4,600万円)の支払い命令を出すことを決定したと発表した。

 本件は、ツバキナカシマを含む事業者に関して公正取引法違反の疑いがあるとして、韓国公正取引委員会から調査を受けていたもので、ツバキナカシマは当該調査に誠実かつ全面的に協力してきた。ツバキナカシマでは「本件につきましては、株主の皆様、お客様をはじめ、関係者の皆様には多大なご心配をおかけすることとなり、深くお詫び申し上げます」としている。

 ツバキナカシマは2014年9月、日本の公正取引委員会より、過去の一定期間において日本国独占禁止法違反行為があったとして是正措置命令等を受け、既に主体的かつ積極的に独占禁止法遵守を含めたコンプライアンスの徹底を日本のみならず海外も含め行っている。現在では順法状態にあると認識しているが、弛まぬコンプライアンス遵守に一層努めていくとしている。

 ニュースリリース