■世界の油圧ショベル需要、2021年までに50万台以上、490億ドルと予測
英国の調査会社Off-Highway Research(オフ・ハイウェイ・リサーチ)は1月4日、2017年後半に発表した同社の調査レポート「Multi-Client Studies(マルチ・クライアント研究)」に、ポーランドと韓国の建設機械産業、世界的な油圧ショベル業界、中国のパワーアクセス機器(高所または空中作業装置)の4セクターを加えたと発表した。
2017年の韓国の建設機械販売台数は12,000台を超え、農業用トラクタも同数の販売台数を記録した。これにより、韓国は世界で10番目に大きな建設機械市場の一つになり、東アジアでは3番目に大きな市場となる。
一方、ポーランドにおける建設機械の販売は、今後3〜5年で30%増加すると見込まれ、2019〜2021年には5,000台。報告書の主要な発見の1つは、ポーランド市場が成熟の兆しを見せていること。以前はバックホーローダーが売上を占めていたが、現在このタイプの機械はミニショベル2に対し1で販売されている。
世界のクローラ、ミニおよびホイールの油圧ショベルの需要は2016年に低迷したが、370,000台以上の機械が販売されており、小売価値は約360億ドル。アジアの主要市場の強さのおかげで、2017年の売上高は約24%の飛躍を遂げた。今後4年間での成長はより詳細に評価されるが、市場は2021年までに年間50万台以上に達し、現在の約490億ドルに達すると予測されている。
最後に、2014年から2016年の間にパワーアクセス機器(高所または空中作業装置)の中国市場は2倍以上に拡大し、2020年には再び倍増する予定。中国におけるレンタルの継続的な発展と近年買収されたプラットフォームの置き換えは、 2021年には4万台に達すると予想されている。これは、プラットフォームの積極的な需要が10万台以上に増加することが予想される、としている。