●年頭所感2018、IHI株式会社 代表取締役社長 満岡次郎
・2018年1月5日 IHIグループ全従業員向け新年挨拶(要旨)
「 信頼回復、そして変える 」
昨年は、産業界をはじめ、私たちの身の回りにおいても、AIやIoTなどデジタル化の波が押し寄せ、電気自動車の開発・普及が本格化するなど、大きな変化の兆しが見られた一年だった。あらゆる分野で起きているこうした変化は、従来の延長線上にはない「不連続な変化」だが、私たちにとって、新たなビジネスチャンスにつながるもの、つなげていかなければならないものと考えている。
昨年4月以降、IHIグループは「信頼回復、そして変える」をスローガンとして掲げてきた。2017年度も残すところあと3か月。まずは、着実にPDCAを回し続けることにより、業績目標を達成し、「信頼回復」を確かなものにしていく。そして、4月から始まる「グループ経営方針2016」の最終年度に向けて、経営目標である「営業利益率7%、ROIC 10%」を達成すべく、私たちはスピーディーに変わっていかなければならない。つまり「そして変える」を実行しなければならない。そのための施策の方向性は次の3つ。
①リーン・アンド・フレキシブル
世の中の大きな変化をチャンスとして活かすため、私たち自身が、筋肉質で柔軟な事業体質となり、変化に対応できるように変わる。
②モノ売りからコト売り
私たちのみでなく、お客さまも同様に、大きな変化に直面している。お客さまの課題に対応するためには、機器供給を中心とする従来のビジネスばかりではなく、お客さまの事業運営・オペレーションに対して、IHIグループの各事業が連携してサポートしていくよう、問題解決型のビジネスモデルを創出する。
③グローバル
世界のお客さまの問題解決に貢献していくことが、IHIグループの事業拡大と収益向上の大きなチャンスの場となる。そのためには、事業部門と各拠点の連携強化を加速していく。
これらの方向性を職場の一人ひとりまで共有し、各職場で活発な議論を深め、一体となって、具体的な施策を展開することによって、着実な成果に結びつけられると確信している。共に一丸となって取り組んでいこう。
以上
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