●年頭所感2018 東洋機械金属株式会社 代表取締役社長 十亀 和則
・2018年1月5日 「モノづくりの良きパートナーとしてお客様とともに」
TOYOの総合力をもって、お客様に役に立つ製品・技術を提供し、問題解決に努めてまいります。
明けましておめでとうございます。
昨年は格別なるご支援とご愛顧を賜り厚くお礼申し上げます。
昨年は、米国の政策運営の不透明感や朝鮮半島の地政学的リスクなどから先行きが懸念されましたが、国内は堅調な企業業績を背景に景気は緩やかな回復基調となりました。一方、海外では欧米の経済が堅調に推移している事に加え、中国をはじめとするアジア新興国経済において、堅調な内需と先進国向けの輸出増加を背景に底入れの動きが見られるなど、総じては緩やかな回復基調で推移しました。
当社の関連する市場は、射出成形機では、堅調な自動車・生活用品市場に支えられ国内外で中大型機の需要が増加し、中国やその他のアジアにおけるIT・電子機器関連も堅調に推移しました。ダイカストマシンでも自動車市場に支えられ国内は堅調に推移し、中国やメキシコ向けでは中大型機の需要が増加しました。
昨年の当社を振り返りますと、先ずは2月にダイカストマシン出荷累計10,000台を達成いたしました。これもお客様からの長年のご愛顧の賜と衷心より感謝申し上げます。1963年に「ユーザーの求める機械を開発すべき」との理念のもと80トンからスタートし、現在ではマイコン制御に加えマルチインジェクションや高剛性型締装置など、使い勝手の良いマシンBD-V6 EXとして1250トンまでラインアップしております。また、昨年はお客様よりのご要望に応え、新たに80トンを追加しました。続いて3月には新製缶工場が完成し、新鋭設備を導入して稼働が始まり、効率向上と生産能力の強化を進めています。そして10月にはIPF2017が開催され、「つながる・見える成形機で新しいクオリティへ」をテーマに、Si-450-6S、ガス対策SAG+αⅡ、二色機でのサーボねじ抜き、竪型機でのCFRTPインサート成形、IoTへの取組などを展示実演し、多くの方々に当社の製品・技術を認識していただきました。
本年は、中期経営計画「TOYO‐330」で進めてきたグローバルでの営業力強化、市場対応の製品力強化及び生産能力の増強の成果刈取りと、さらなる発展を遂げて、お客様のご要望に応えてまいります。また、昨年の名だたる企業の不祥事が次々と明るみに出たことを他山の石として、品質重視の事業運営をもとに業容拡大をめざします。
当社の中期経営計画は2017年度で一区切りを迎え、皆様のおかげをもちまして、グローバル展開及び業容拡大に向けての第一歩を踏み出すことが出来ました。次年度からは、成形機専業メーカーとしてお客様及び業界からより一層信頼・期待されることを目標とし、新たな中期経営計画に取り組んでまいります。
本年も、TOYOの総合力をもって、お客様に役に立つ製品・技術を提供し、モノづくりの良きパートナーとしてお客様とともに発展していきたい所存でおります、さらなるご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
最後になりますが、本年が皆様にとりまして幸多き年となりますことを祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
以上
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