㈱日本触媒は12月26日、PTT Global Chemical Public Company Ltd.(以下「PTTGC」)、三井物産と共同で、タイにおけるエチレンオキサイド(EO:酸化エチレン)を原料とするセカンダリーアルコールエトキシレート(界面活性剤、商品名:ソフタノール)の製造販売合弁事業に関する検討を進めるための覚書(Memorandum of Understanding:以下「MOU」)を締結したと発表した。
MOU締結により、タイにおけるソフタノール製造販売に関わる事業化検討を開始し、2019年3月期中の投資判断を予定している。
製造設備の立地は、タイ・ラヨン県マプタプットのヘマラートイースタン工業団地を候補地とし、2022年の商業運転開始を目標に検討を進めていく。原料となるエチレンオキサイドは、同工業団地内のPTTGCより供給を受ける予定。
ソフタノールは特長的な界面活性剤として、低温でも高い洗浄力、高い浸透力、低粘度による扱い易さ、そして良好な生分解性を有している。既に一般家庭用の液体洗剤や、工業用の各種洗浄剤等、幅広い用途に使用されており、今後の需要の伸びが見込まれるため、日本触媒のEO事業の強化・拡大に向けて検討を進めていく。