プライメタルズテクノロジーズ、ベトナムのフォルモサ・ハティン製鉄に連続鋳造機4基を引き渡し

 プライメタルズテクノロジーズ(Primetals Technologies)は12月21日、台湾の台湾プラスティックグループ(Formosa Plastic Group)の子会社であるフォルモサ重工(Formosa Heavy Industries)から2012年末に受注していたスラブ連鋳機2基、ブルーム連鋳機1基、ビレット連鋳機1基を、同じく同グループの子会社であるベトナムのフォルモサ・ハティン製鉄(Formosa Ha Tinh Steel Corporation)向けとして、ベトナム中部のブンアン経済特区に世界最大規模の新設プロジェクトとして建設された一貫製鉄所へ納入し、計4基の連鋳機に対する最終検収書を10月と11月に受領したと発表した。

 6月中旬にわずか3日間で試運転を完了していたスラブ連鋳機とブルーム連鋳機計3基は、すべてオートスタート機能とレベル2機能により完全自動モードで生産を開始。ビレット連鋳機も、溶鋼生産が所定速度に到達した2ヵ月後に稼動開始している。

 2基のスラブ連鋳機は2ストランド(条)式で、年間生産量は各270万トン、湾曲半径は10mで、低、中、高炭素鋼や包晶鋼までの鋼種を対象として板幅900から1,880mm、板厚210から270mmのスラブを鋳造する。

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