独パルフィンガー、2017年の連結純損益が減少すると予想

 独PALFINGER(パルフィンガー、本社:Bergheim)は12月14日、2017年通年で過去最高の売上高を見込んでいるが、11月の財務指標と12月の最初の月次見積もりでは、2017年通期の構造調整費用前のEBITとEBITの成長率が低下しているため、2017年通期の連結純損益は減少する見込みだと発表した。

 記録的な注文帳と優れた注文摂取量にもかかわらず、自社の生産工場でのサプライヤーと生産能力の制約がこの成り行きにつながった。収益性もワンタイム効果の影響を受ける。北米およびSEAセグメントにおける事業再編措置は、2017年の業績に悪影響を及ぼし、2018年も継続する見込み。財務的な結果は、さらに一度の影響を受けることになる。

 このため、PALFINGER AGの執行取締役会は、「2017年の連結純結果が前年度水準をはるかに下回ると予想されることを示す必要があると考える」としている。

 今回の見通しから、優れた注文書と相まって強い市場の需要は、2018年に第1四半期に堅調に推移するはずとしている。

 2017年の財務報告書は、2018年2月8日に公表される予定。

■PALFINGER AGについて

 PALFINGERは、長年にわたり、商用車および海洋分野での革新的な持ち上げソリューションの世界的なメーカーの1つ。Bergheimベルグハイムに本社を置く多国籍企業グループのPALFINGERグループは、 9,580人の従業員が、 2016年には1億3,570万ユーロとなる。

 同グループは、ヨーロッパ、北米および南米ならびにアジアに生産および組立施設を有している。企業戦略の柱は、イノベーションとさらなる国際化、製品、サービス、プロセスの柔軟性の向上。PALFINGERは、油圧式ローダークレーンの世界市場でマーケットリーダーとしてだけでなく、技術リーダーとしても評価されている。PALFINGERは、全世界の130以上の国にある5,000以上の販売およびサービスセンターを有しているため、常に顧客に近接している。

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