豊田自動織機と豊田通商、タイに産業車両の地域販売統括会社を設立

■2018年1月から営業開始、メコン地域の販売基盤を強化

 ㈱豊田自動織機豊田通商は12月18日、今後の成長が期待されるメコン地域での販売強化を図るため、2017年8月、タイ・バンコクに産業車両地域販売統括会社「Toyota Material Handling(Thailand)Co.,Ltd.(以下TMHTH)」を設立、2018年1月から営業開始すると発表した。

 タイを中心にしたメコン地域は、自動車産業をはじめとした製造業を基盤に発展してきた。近年は著しい経済成長を背景に、食品・小売物流の発展が目覚しく、アジア経済共同体内での関税撤廃など、今後更なる物流の拡大が見込まれる重要市場。この地域で販売活動強化を図り、より多くの顧客へ最適な物流ソリューションを提供する。

 現在タイでは豊田自動織機グループが有する3つの産業車両ブランド「トヨタ」「BT」「レイモンド」が2チャネルの販売店を通じて販売されているが、TMHTHは両販売店の連携を強化することに加え、物流の自動化をサポートする物流ソリューションの販売と保守サービスを開始する。倉庫・工場内物流における仕分・搬送・保管の課題を解決するソリューションを直接顧客へ提案し、多様化・進化する物流ニーズにいち早く応えていく。

 今後も豊富な物流ノウハウと幅広い商品ラインアップにより、豊田自動織機および豊田通商は顧客の物流効率化に貢献する。

<新会社の概要>

会社名:Toyota Material Handling(Thailand)Co.,Ltd.

所在地:タイ国 バンコク市内

会社設立:2017年8月

営業開始:2018年1月

資本金:200百万バーツ(約6.6億円)

株主比率:豊田自動織機 60% 豊田通商 40%

事業内容:トヨタ・BT・レイモンドブランド産業車両、および物流ソリューション(自動倉庫・AGV(※1)・WMS(※2)等)の販売・保守サービス

 ※1 Automated Guided Vehicle(無人搬送車)

 ※2 Warehouse Management System(倉庫管理システム)

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