日本発条(ニッパツ)、子会社が奥州工場新設、奥州市と調印

 日本発条(ニッパツ、本社・横浜市)は12月18日、連結子会社である東北日発(本社・岩手県北上市)が奥州工場を新設し、同日、奥州市との間で調印したと発表した。

 調印式は、12月18日、奥州市役所において、千野社長と小沢昌記市長との間で工場立地に関する協定の調印が取り交わされた。調印式には、ニッパツから澁谷祐司執行役員シート生産本部副本部長が同席したほか、岩手県商工労働観光部ものづくり自動車産業振興室の戸舘弘幸室長らも同席した。

 東北日発は、自動車用シートフレームなどを生産しているが、プレス工場を新設し、これまで外注していた部品を内製化することにより、より柔軟な生産体制を構築する。また、同社製品の東北地区での地産地消の割合を高め、地域の雇用の拡大を目指す。さらに新工場では、同社内の部品生産のほか、他の自動車部品メーカーへ部品を供給し、サプライチェーンの一端を担っていく予定。

<新工場の概要>

社名:東北日発株式会社 奥州工場

開設:2017年12月

所在地:岩手県奥州市

事業内容:自動車用シートフレーム部品の製造

生産開始:2017年12月

売上高・生産規模:非公開