エステー、約31億円投じて栃木県栃木市にカイロ製品の新工場

■生産能力は年産４億枚、2018年2月より建設開始

　エステーは12月18日、カイロ事業を拡大するため、栃木県栃木市の千塚産業団地にカイロ製品を生産する新工場を建設すると発表した。新工場は、約31億円を投じて、2018年2月より延床面積8,339㎡（2階建て）の建設を開始、18年11月に竣工する予定。当面はカイロ製品の生産を行い、年間４億枚の生産能力をもつ工場とする。

　現在、エステーグループは、経営方針「ブランド価値経営」のもと、成長戦略の実現に向け積極的な事業展開を進めている。この成長の方向性の一つに「社会構造変化への対応」を位置づけている。このため近年の社会的課題である健康的な生活の確保が重要であると考え、温熱技術を生かしたカイロ事業の国内および海外市場における業容拡大を図り、収益力向上を目指す。

　新工場の建設は、１）中長期戦略であるグローバル展開に向けての生産能力強化、２）国内カイロ事業の売上拡大に伴う生産効率の向上、３）将来的なグループ国内生産の再編－－－が目的。

＜新工場の概要＞

名称：エステー栃木工場（仮称）

所在地：栃木県栃木市千塚町（千塚産業団地内）

工場規模土地面積：20,496㎡、延床面積 8,339㎡（地上２階建）

設備投資額：約31億円（土地・建物を含む）

生産品目：当面はカイロ製品等

生産能力：年間約４億枚

資金計画：自己資金より充当

建物着工：2018年２月（予定）

竣工：2018年11月（予定）

生産開始：2019年４月（予定）