■資源産業35%増、建設産業は25%増
米キャタピラー(Caterpillar Inc. 、本社:イリノイ州Deerfield)が毎月発表している機械の小売統計によると、2017年11月の全世界小売統計は前年同月比26%増となった。アジア/パシフィックは43%増、EAME(欧州・アフリカ・中東)は32%増、中南米48%増、北米12%増となった。7月には2012年11月以来4地域すべてがプラスとなり、8月、9月、10月、11月と5カ月連続で4地域がプラスとなった。
資源産業(マイニング)は全世界で35%増となり、5カ月続けて増加した。うちアジア・パシフィック9%増、EAME86%増、中南米68%増、北米は5%増だった。直近5カ月では、EAMEの回復が目立つが、北米も前月の減少から増加した。
一方、建設産業(一般建機)は、全世界で25%増だった。10カ月連続で増加、うち7カ月は2ケタ増。4地域いずれも増加しており、アジア/パシフィック52%増、EAME17%増、中南米40%増、北米14%増となった。
エネルギー&輸送については、全体で23%増。PowerGen7%減、Industria30%増、Transportation35%増、Oil & Gas43%増だった。