旭硝子、鹿島工場でネットZEB施設の建設を開始

■省エネ・創エネ製品を活用し、エネルギーを創出する建物実現へ

 旭硝子は12月13日、鹿島工場(茨城県神栖市)にネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)施設の建設を開始したと発表した。同社の省エネ・創エネ製品を活用した同施設は114.7%のエネルギー削減を達成する見込みで、2018年12月の竣工を予定している。

 2030年に向けた日本の温室効果ガス削減目標(2013年度比26%減)の達成に向けて、建築物のZEB化が急務となっている。同社は「自社製品で省エネ・創エネを実現」をテーマに、消費量を上回るエネルギーを創出する本事務所棟の建設に着手した。同社の遮熱・断熱製品が省エネに貢献する他、窓にもガラス一体型の太陽光発電モジュールを使用することで、屋根に加えて開口部も活用したエネルギー創出を実現する。

 なお、同社は同事務所棟の建設にあたり、「ZEB実現に向けた先進的省エネルギー建築物実証事業」の補助金の採択を受けている。

<鹿島工場本事務所棟 概要>

所在地:茨城県神栖市東和田25

建物用途:事務所

延床面積:1,435㎡

階数:地上2階建て

ZEBランク:ZEB

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