新日鉄住金エンジニアリング、「(仮称)堺西BTS-A区画物流センター」の建設工事に着手

 新日鉄住金エンジニアリングは12月14日、大阪府堺市において、ウェアハウス29合同会社(ラサール不動産投資顧問㈱NIPPO、および三菱UFJリースの3社共同事業会社)より受注した㈱ロンコジャパンのBTS型物流施設「(仮称)堺西BTS-A区画物流センター」の建設工事に着手したと発表した。

 施設は、新日鉄住金エンジニアリングが開発した2階建て物流施設向け商品「NSスタンロジ(TM)」を採用しており、鉄骨造地上2階建て、延床面積約20,000㎡の物流施設で、竣工は2018年8月31日を予定している。

 「NSスタンロジ(TM)」は、新日鉄住金エンジニアリング独自の構造設計ノウハウと新日鉄住金エンジニアリングシステム建築商品「スタンパッケージR(R)」の標準化技術を組み合わせ、「躯体数量削減によるコスト低減」「耐震性能の向上」「工期短縮」を実現した2階建て物流施設向け商品。

 施設は、新日鉄住金エンジニアリング製耐震・制振部材『アンボンドブレース(R)』を32本最適配置することで耐震性能を高めるとともにグリッド設計による最適スパンを提案し、従来工法より鋼重量を約20%削減した。また標準化を徹底した「スタンパッケージR(R)」の効果により、約1ヶ月の工期短縮を実現する。

 新日鉄住金グループの一員として鋼構造分野に大きな強みを持つ新日鉄住金エンジニアリングは、物流施設を得意領域の一つとして実績を重ねており、当該分野での受注実績は直近10年で約210万㎡に上る。引続き、鋼構造エンジニアリング力と鉄の知見を活かした商品・技術の提供を通じ、安心・安全な社会の実現に貢献していく

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