㈱竹内製作所は12月12日、クローラーローダーの新製品「TL6R」を2018年1月より、北米、欧州、オセアニアを対象に販売開始すると発表した。
クローラーローダーは、1986年に同社が世界で初めて開発して以来、タイヤ式のスキッドステアローダーが不得意とした不整地・泥沼地等の滑りやすく作業困難な場所であっても、容易に作業可能な建設機械として大きな支持を得ており、特に北米での販売が好調な製品。
「TL6R」は、欧米の最新の排出ガス規制に対応しており、同社の製品ラインナップで最軽量となるクローラーローダー。コンパクト設計でありながら必要とされるパワーを兼ね備え、限られたスペースであっても、土砂の採掘・運搬、地面の整地といった作業を小回りよく効率的にこなすことができる。
メンテナンス面では、製品の稼働時間やコンディションを遠隔管理できる「TFM (Takeuchi Fleet Management) System」を搭載しており、故障に先んじてメンテナンスを計画的に行うことが可能。また「TFM System」は、GPSと連動して製品の位置情報も管理しており、故障が発生しても現場にいち早く急行して修理対応することができ、ダウンタイムの削減に貢献する。
「TL6R」により、同社のクローラーローダーは、重量ごとのフルラインナップで製品が出揃うことになる。これまで供給できていなかった軽量クラスの製品をラインナップに加え、市場でのシェア拡大を着実に進めていく。