鍛圧機械、11月受注は前年同月比3.1%減の271億3,000万円

 日本鍛圧機械工業会が12月8日発表した2017年11月の受注額は、前年同月比3.1%減の271億3,000万円となった。板金系、サービス等は好調を維持するもプレス系は2カ月連続で前年を下回った。工業会によると、プレス系は輸出向けの超大型が低調だが、板金系は、国内・輸出共に堅調に推移している。プレス系は、輸出向の落込みが響いている。全体として、2017歴年受注予想3,500億の達成は見えてきたとしている。

 機種別によると、プレス系機械は前年同月比23.3%減の119億6,000万円。大型が28.1%増、中型45.5%増、小型18.3%増だが超大型が78.6%減。フォーミング゙は89.3%増だが油圧プレスは31.4%減、自動化・安全装置も29.3%減となった。板金系機械は同25.9%増の85億円。プレスブレーキが62.2%増、レーザ・プラズマは1.8%増、パンチングも22.9%増となった。

 内外別では、国内は前年同月比16.9%増の141億4,000万円。金属製品製造業は95.3%増、一般機械86.4%増だが、自動車は15.9%減、電機12.0%減、鉄鋼・非鉄金属も36.0%減となった。

 機種計による、輸出は、前年同月比38.4%減。インド向け21倍増だが、北米向け46.9%減、中国向け24.7%減、欧州向け1.3%減、韓国・台湾向け54.4%減、東南アジア向けも84.2%減となった。

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