アトラス・コプコ、オーストラリアのロックドリル・サービス会社を買収

 スウェーデンのAtlas Copco(アトラス・コプコ、本社:ストックホルム)は12月6日、オーストラリアの鉱業業界に役立つRockdrill Services Australia Pty. Ltd.(ロックドリル・サービス・オーストラリア社)を買収することに合意したと発表した。

 Rockdrill Services AustraliaはMelbourne(メルボルン)を拠点とし、Kalgoorlie(カルグーリー)とTownsville(タウンズビル)にサービスショップを持っている。同社は、鉱山や掘削に使用されるロックドリルを開発、再製造、修理、修理している。37人の従業員を擁し、2017年6月30日に終了した会計年度に1,400万豪ドル(MSEK 90:約12億円)の収入を得た。(1豪ドルは約85.4円、1SEKは約13.4円)

 Atlas CopcoのMining and Rock Excavation Technique business area.(鉱山・ロック掘削技術部門)の事業部門責任者、Helena Hedblom(ヘレナ・ヘドブロム)氏は、「ロックドリル・サービス・オーストラリアの有能なチームは、オーストラリアでのプレゼンスを拡大し、顧客の生産性をさらに向上させるために非常に重要です」と述べた。

 買収は2018年第1四半期に完了する予定。買収価格はアトラス・コプコの時価総額にとって重要ではないことから開示されていない。この事業は、鉱山・岩石掘削技術分野のサービス部門の一部となり、2018年に株式交換によりEpirocとして上場され、Atlas Copco株主の承認を得ている。

■Atlas Copcoについて

 Atlas Copcoは、持続可能な生産性ソリューションの世界的なプロバイダー。グループは、革新的な圧縮機、真空ソリューションおよび空気処理システム、建設および鉱山機器、電動工具および組立システムを顧客に提供している。Atlas Copcoは、生産性、エネルギー効率、安全性、人間工学に焦点を当てた製品とサービスを開発している。

 同社は1873年に設立され、スウェーデンのストックホルムに拠点を置き、世界180カ国以上に展開している。Atlas Copcoは2016年にBSEK 101(約110億ユーロ:約1兆4,600億円)と約45,000人の従業員の収入を得た。

 ニュースリリース