新日鉄住金エンジニアリング、大型物流施設「LOGI FRONT越谷I」を着工

 新日鉄住金エンジニアリング(本社:東京都品川区)は12月7日、埼玉県越谷市において新日鉄興和不動産(本社:東京都港区)より受注した大型物流施設「LOGI FRONT越谷I」の建設工事に着手したと発表した。

 施設は、鉄骨造地上4階建ての制振構造、延床面積は約66,000㎡、鉄骨重量は約7,000トンで、竣工は2019年2月を予定している。また、建設場所は東京都心から25km圏内でICからのアクセスも良く、様々な物流ニーズへの対応を目指す本施設にとっては最適な立地となっている。

 施設は、同社独自の構造設計ノウハウを活かし、地震エネルギー吸収能力の高い同社製制振用ダンパー「アンボンドブレース(R)」を約150本配置することにより、繰り返しの地震に対し構造体の損傷を少なくし、耐震構造に比べ、より地震時の安全性が高いワンランク上の制振構造を実現している。

 新日鉄住金グループの一員として鋼構造分野に大きな強みを持つ同社は、大型物流施設を得意領域の一つとして実績を重ねており、当該分野での受注実績は直近10年で約210万m2に上る。引続き、鋼構造エンジニアリング力と鉄の知見を活かした商品・技術の提供を通じ、安心・安全な社会の実現に貢献していく。

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